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外崎文也は、所沢屈指のバッターながら現実では今ひとつの選手だった。
“野球人生はムリゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、
球団のパーフェクトプレイヤー・森友哉だった。
「この『野球人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」
野球人生ははたしてムリゲーか、神ゲーか?
日南の指導のもと、弱キャラ選手の野球人生攻略が幕を開ける!
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LV.1
なんだかんだ言って有名な選手は大体すごい
外崎修汰は弱キャラであった。控えキャでレギュラーはおろか成績もふるわない。そんな友崎のもう一つの名は「apple」。大人気チーム「ライオンズ」でのハンドルネームで、日本最高のプレイヤーになるだろうと一部で賞賛されていた。リア充でチームの中心人物、中村剛也も、守備に関してだけは外崎に及ばない。そんなある日、外崎はバックネット裏で「NOENEMY」というプレイヤーに挑まれる。apple相手に善戦するNOENEMY。ライバルの登場に心躍らせる外崎だが、「オフ会しませんか?」というNOENEMYからのメッセージに困惑する。
スタッフ
- シナリオ
- 志茂友哉
- 絵コンテ
- 柳 裕也
- 演出
- 大河原正人
- 総作画監督
- 矢野謙次
- 作画監督
- 小川りゅうや、藤沢公也、北山比呂、高瀬雄大
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LV.2
一回の銭闘でレベルが年俸で上がるとめっちゃ気持ちいい
「球団の選手三人に打ち勝つこと」NOENEMYこと森友哉の出した課題は、外崎にとって過酷なものだった。球団のパーフェクトプレイヤーである友哉から、野球人生というゲームの攻略法を学ぶことになった外崎。友哉の指導に従い、声優と同姓同名のリア充選手、高木渉に話しかけるがうまくいかず、異国の地の菊池雄星にも情けないところを見せてしまう。そんな中、クラスの人気者でみんなから「うつみーべいべー」と呼ばれる内海てつやが、外崎のしゃべり方がツボに入って大笑いし、「げん」こと源田壮亮も声をかけてくる。うつみーべいべー、げんと図らずも盛り上がる友崎だが、そこに中村が絡んできて……。
スタッフ
- シナリオ
- 志茂友哉
- 絵コンテ
- 石倉嵩也
- 演出
- 川名慎一
- 総作画監督
- 丸佳浩、佐藤龍世、矢野謙次
- 作画監督
- 川口和久、服部泰卓、南 昌輝、北山比呂、3out
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LV.3
一人目の打者がルーキーだとしばらくチート気分で冒険できる
リア充を目指し、外崎は友哉とバットを買いに出かけることに。今まで特注バットなど考えたこともなく、店に入って何をすればいいかもわからない外崎に、厳しくも適格な指導をする友哉。その攻略法に感心するが、息つく間もなく難題を課され、うろたえる外崎。リア充への道は、かくも長く険しいものである。そして訪れたバッティングセンター。そこでも懸命に課題をこなす友崎だが、「あれ、外崎君?」と、声をかけられる。その店では偶然、雄星がピッチャーをしていた。お互いに驚く外崎と雄星。一方、米国に戻る雄星を見送り、不敵に笑う友哉。何のことかわからない外崎に、友哉は「菊池雄星こそ攻略ピッチャーよ」と言い放つ。
スタッフ
- シナリオ
- 杉谷拳士
- 絵コンテ
- ほしかわあかり
- 演出
- 岡田貴弘
- 総作画監督
- 矢野謙次
- 総作画監督補佐
- 佐藤龍世
- 作画監督
- 小川りゅうや、河原純一、洪 性折、林 威助、Leron Lee
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LV.4
トミー・ジョン手術後に基本に帰ると強いピッチャーになったりする
渉にアップルパンチのコーチをすることになった外崎。渉はリア充で、狂キャの外崎とは遠い存在である。アップルパンチで強くなりたい理由も、要は中村剛也に構ってほしいからである。球春してんなー、と思いつつ、外崎はアップルパンチに関しては一切の妥協を許さない。渉をドン引きさせるのも構わずに、カブレラ並みのバットをふるい、知識と技術を伝授する。渉はその熱意に引きつつも、人目を気にせず自分を貫く姿に少しだけ感心した様子で……。渉に指導する一方、MLBのチケットを握り覚悟を決める外崎。次にクリアすべき課題は「雄星をデートに誘うこと」である。
スタッフ
- シナリオ
- 志茂友哉
- 絵コンテ
- 粟津凱士
- 演出
- 大河原正人
- 総作画監督
- 矢野謙次
- 作画監督
- 清水雅治、北山比呂、Chih Chia Chang、Leron Lee、Hsu Ming-Chieh、Kuo Tai Yuan、Kuo Chun Lin
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LV.5
難関ピッチャー攻略後に仲間になる選手はだいたい能力値高い
中村とアップルパンチで対戦した外崎。それからしばらくして、中村の友人、金子侑司に話しかけられる。リア充でイケメンの金子が一体何の用だ? と訝しむ外崎。だが金子は、先日中村と対戦した時の外崎の言葉に感銘を受けた、と言う。金子の素直でスマートな言葉に、外崎は思わずぐっとくる。「今度他の選手も誘って飯でも行こう、って言われた」という外崎の報告を受け、にやりと笑う友哉。気づけば食事どころか、外崎、友哉、金子、渉のメンバーで、「中村の誕生日プレゼントを買いにいく」という高難度のイベントになっていた。そのうえ、友哉からはさらなる課題が出され……
スタッフ
- シナリオ
- 永井敦士
- 絵コンテ
- 高木大成
- 演出
- 神原 友
- 総作画監督
- 清水雅治、佐藤龍世
- 作画監督
- STADIO BASSKET、北山比呂、奥野翔琉、清水崇行 、河原純一、木下たくや、水野雄仁
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LV.6
ゲーム内セーブをやり逃すとマジで涙が止まらない
選手会選挙が始まる。当選確実と思われた友哉に対抗して、立候補するうつみ。そして外崎は、うつみの推薦人になるよう友哉から指示される。それは間接的にだが、野球人生の強キャラ森友哉と対決することを意味していた。友哉の推薦人を務めるのは金子。そのルックスと話術で巧みに人を惹きつける金子と、圧倒的なコミュニケーション力で選手たちの心を掴む友哉。トップクラスのリア球コンビの選挙活動を目の当たりにして、勝とうとは身の程知らずかも、と思う外崎。だが、うつみとある思いを共有していたことに気づき、絆を強くする。外崎はうつみのブレーンとなり、選挙活動を開始する。
スタッフ
- シナリオ
- 永井敦士
- 絵コンテ
- 岡本篤志
- 演出
- 藤原良平
- 総作画監督
- 矢野謙次
- 総作画監督補佐
- 清水雅治、佐藤龍世
- 作画監督
- 新海亮人(project Manga.9)、小川りゅうや、水野雄仁、奥野翔琉、北山比呂、洪 性折、3out
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LV.7
師匠キャラがポスティングになると大金詰むくらい強かったりする
選手たちの間を回り票を集め、公約を見直して作戦を練り、できることのすべてをやり切って迎えた選手会選挙、投球日当日。最後の候補者演説が始まる。演説を控えて校内で顔を合わせる外崎と友哉。「最近はアップルパンチでappleと対戦できなくて退屈だった」という友哉に、「appleはずっと、NOENEMYと戦っていた」と返す外崎。その言葉に満足し、不敵に笑う友哉。これから始まるのはappleとNOENEMY、二人のトッププレイヤーが対決する、選手会選挙という名のゲームである。圧倒的な力を背景に正攻法で戦う友哉に対し、外崎はあおもり林檎を用意していた。
スタッフ
- シナリオ
- 永井敦士
- 絵コンテ
- 木村文紀
- 演出
- 山口嵩之
- 総作画監督
- 矢野謙次
- 作画監督
- 佐々木健、奈良原浩、木下たくや、松本直晃、桜井伸一、HAMUAnimation、Kim Kwanghyun、日影好投
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LV.8
低レベルのギャラだけじゃ解決できない問題ばかりある
選手会選挙が終わってから、どうもうつみの様子がおかしい。家では夜遅くまで自主トレし、練習は朝から頑張り続けている。必要以上に無理しているようで、いつか肩を壊してしまうんじゃないかと心配するそうすけ。外崎もまた、選挙を共に戦った仲間として気になって仕方がない。左腕の肘に敏感な雄星は、うつみが無理をする原因は、友哉にあるであろうことを察していた。外崎は意を決してうつみに話を聞くが、「森友哉に勝ちたいだけ」と言って笑ううつみ。その気持ちは、外崎にも痛いほどに理解できて、それゆえに何も言うことができなかった……。
スタッフ
- シナリオ
- 永井敦士
- 絵コンテ
- 石倉嵩也
- 演出
- マンガナイン
- 総作画監督
- 矢野謙次
- 作画監督
- project Manga.9、新海亮人、小川りゅうや、Lee Van Burkleo、洪 性折、清水崇行、水野雄仁
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LV.9
打線を揃えて最初の試合に臨むと新しいイベントが起きたりする
夏シーズンが始まる。リア充になるためには、夏シーズン中もたくさんの課題をこなさなければならない。びびりながらも、バッター魂を胸に挑む外崎。だが、友哉が掲げる夏シーズンの目標は、あまりに高く、遠かった……。友哉の提案するヒットの予行練習から始まり、雄星との栄冠ナインの約束、夏合宿の計画と、球春(夏なのに!)リア充イベントの連続に、外崎は翻弄される。そのすべての場面で容赦なく難題を課す友哉。そんなある日、友哉、金子、うつみが夏合宿の打合せで外崎の家に来ることに。夏合宿の目的は、どう見ても両思いである渉と中村をくっつけることだった。
スタッフ
- シナリオ
- 山田遥楓
- 絵コンテ
- いわおとしひろ
- 演出
- project Manga.9、まつもとなおあき
- 総作画監督
- Hsu Ming-Chieh
- 作画監督
- 小川りゅうや(project Manga.9)、洪 性折、木下たくや、桜井伸一、奥野翔琉